

志村 和哉
理系学部で化学を専攻し、大学ではジャグリングサークルに所属。高校時代は陸上部で短距離走に打ち込むなど、常に技術を磨く努力を重ねてきた。練習を通じてスキルを高めることに喜びを見出す性格で、その姿勢はフロント業務でも活かされている。現在は「お客様に笑顔になっていただけるような接客」を目指して、奮闘中。

杉浦 晶湖
都留文科大学文学部英文学科卒業。山形県出身。学生時代に飲食店で接客のアルバイトを経験し、「人と関わる仕事の楽しさ」に気づいて、接客業を志望する。うぶやでは日々の業務と並行しながら採用プロジェクトに所属。好きなのは、ロックフェスと、飲食チェーンの新作メニューをチェックすること。
面接でうぶやの温かい雰囲気に触れ、ここで働く未来が見えた
就職活動をするなかで、うぶやを選んだ理由を教えてください。
志村さん:接客の仕事の経験はありませんでしたが、大学時代のサークル活動を通して、人を笑顔にすることの喜びを知り、お客様に接する機会の多い旅館業に興味を持ちました。就職活動では旅館に絞り、そのなかでうぶやの外観や内装に強く惹かれて「ここで働きたい!」と熱望したんです。
杉浦さん:学生時代、飲食店でのアルバイトを通じて、お客様への気配りや心配りの大切さを学び、接客の仕事にやりがいを感じるようになりました。英文学科に在籍していたこともあり、英語を使う仕事に対してあまり抵抗がなく、それがホテルや旅館といった観光業への関心にもつながっていきました。中でも「うぶや」はその格式はもちろん、「人生を祝い、人生を楽しむ」というコンセプトに強く惹かれました。
就職活動中の印象的なエピソードは?
志村さん:私は面接で緊張してしまい、汗が止まらなくなってしまいました。そんなとき、若女将が「大丈夫?」と優しく声をかけて、そっとティッシュを渡してくれたんです。その気遣いが本当に嬉しくて「ここなら、ありのままの自分を受け入れてもらえる」と感じました。気持ちがほぐれて自然と笑顔になれたことを今でも覚えています。
杉浦さん:面接で、支配人と若女将がとても気さくで、こちらが話しやすい空気を作ってくださいました。そのことによって私も事前に準備していた受け答えではなく、自然な会話の中で自分の思いを伝えることができました。
入社後のギャップはありましたか?
杉浦さん:入社前は、高級旅館は格式を重んじて、昔ながらのスタイルを守り続けるイメージを持っていました。でも、実際に働いてみると、制度の見直しや新しい取り組みがどんどん生まれる会社だと実感しましたね。それが良い意味でのギャップですね。入社してからの2年間でも、大きな変化を目の当たりにし、常に進化し続ける旅館なのだと感じています。
フロントスタッフの一日のスケジュール
1日のスケジュールを教えてください。
志村さん:うぶやのフロント業務は、男性と女性で担当する業務が少し異なります。男性スタッフの業務はチェックアウト対応やお客様の送迎、駐車場の誘導、荷物運びです。チェックイン後は翌日のチェックアウトに備え、領収書の作成などの事務作業を行います。シフトによっては、ラウンジのフリードリンクの準備や締め作業を担当します。
杉浦さん:女性スタッフの業務はチェックアウト業務に加え、売上金の確認や客室の清掃・備品チェックをすることです。午後からはチェックイン業務を行い、仲居さんと一緒にうぶやならではのおもてなし、お客様の「お祝い」の対応もします。シフトによって業務内容が変わるため、柔軟に業務を進めています。
志村さんの1日(男性フロントスタッフ)
- 8:00
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出勤
- 8:00
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チェックアウト対応・お見送り
フロントでお客様を見送り、会計や領収書の準備を担当。男性スタッフは送迎も行い、駅や指定の場所までお客様をお送りします。
- 11:30
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中抜け
家事や仮眠をする日もありますが、外に出てランチをしたり、買い物や用事を済ませたりもしています。
- 16:30
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チェックイン対応・駐車場誘導・荷物運び
ご予約名の確認、駐車場誘導、荷物運びを担当。スムーズな対応で、快適な滞在をサポートします。
- 18:00
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チェックアウト準備・ラウンジ業務(シフトによる)
翌日のチェックアウト準備、領収書作成、シフトによってはラウンジのフリードリンク準備や締め作業も担当します。
- 22:00
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退勤
*シフトによって業務内容は異なります。
早番:7:00~10:30、14:00~19:30/遅番:13:30~22:30
杉浦さんの1日(女性フロントスタッフ)
- 11:30
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出勤
- 13:00
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客室清掃・備品チェック
女性フロントスタッフで分担して、全客室の準備が整っているか確認します。
- 14:00
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チェックイン業務
フロントでチェックイン対応を担当。宿泊手続きを進めながら館内案内を行います。
- 17:00
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休憩
- 18:00
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お祝い対応
客室担当のスタッフと協力して、誕生日や記念日などのお祝いのお客様に、特別なおもてなしをしています。
- 20:30
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退勤
*シフトによって業務内容は異なります。
早番:8:30〜17:30/遅番:12:30〜21:30 中抜けシフトはありません。
早番の場合には、チェックアウト対応やチェックイン準備を致します。
失敗も励ましも、ぜんぶ糧になる
入社してからの苦労や、今感じている課題はありますか。
志村さん:入社するまで英語を使う機会がほとんどなかったため、外国のお客様に接するとき言語の壁に苦労しています。「もっと英語ができればよかったな」と落ち込むことも。でも周りには励ましたり教えたりしてくれる先輩や同僚がいます。失敗を糧にして、次はきちんと対応できるように努力しようと思える環境がありがたいですね。
うぶやならではの良さや、仕事の面白さを教えてください。
杉浦さん:記念日やお祝いで旅館やホテルを利用するお客様は多いですが、うぶやの特徴は、スタッフが富士山のコスチュームを着たりくす玉を用意したりして「お客様と一緒にお祝い」すること。高級旅館でありながら、こんなにおちゃめな演出ができるのは、うぶやの強みだと思います。その一方で、フロント業務などでは格式を大切にし、落ち着いた所作や言葉遣いを意識しています。場面ごとの切り替えを大切にすることが、この仕事の奥深さですね。
志村さん:うぶやのスタッフは、お客様との距離がとても近いと感じます。もちろん礼儀は大切にしていますが、「お客様を笑顔にしたい」という気持ちを念頭に接客をしています。チェックアウトの際に「すごくよかったよ」「次は両親を連れて来ます」と言っていただける瞬間は、何よりも嬉しく、やりがいを感じています。
「また来るね」の言葉を、目指す存在に
フロントスタッフとして、これから目指したい理想はありますか。
杉浦さん:うぶやならではの魅力を伝えて「うぶやがあるから、ここに来た」と言ってくださるお客様を増やしたいです。全国、そして海外からも訪れるお客様に、臨機応変な対応を心がけ、どんな方にも心地よく過ごしていただける接客を続けていきたいですね。格式のある旅館でありながら、愛嬌もある温かい空気感を大切にし、うぶやの良さをさらに引き出していきたいと思っています。
志村さん:まだまだ学ぶことは多いですが、「わからない」を「わかる」に変えていくことが今の目標です。他のスタッフから「志村さんに聞けば大丈夫」と思ってもらえるような存在になりたいですね。そして、うぶやを訪れるお客様に「ここに来てよかった」と心から思ってもらえる接客を目指しています。実際に「富士山を楽しみにしていたけれど、今回は天気が悪くて見られなかった。でも、うぶやが良かったからまた来ます!」と声をかけてくださったお客様がいました。景色はもちろん、宿そのものの体験が心に残るような、そんなおもてなしをできるよう、日々精進していきたいと思います。
富士山のそばで、人と向き合い、自分を育てていく
最後に、うぶやで働きたいと考えている方へメッセージをお願いします。
志村さん:うぶやの魅力のひとつは、目の前に広がる富士山を眺めながら働けること。ここで新しく仲間になる方々と一緒に働けるのを、楽しみにしています。私自身、接客の経験はありませんでしたが、技術や接客スキルは入社後にしっかり学ぶことができます。大切なのは「やってみたい」という気持ちだと思います。
杉浦さん:社会人になることに不安を感じる方も多いと思いますが、うぶやには安心して働ける環境があります。困ったことがあれば相談できて、自分の意見があればきちんと伝えられる雰囲気があります。加えて新しいことに挑戦しやすいので、自分らしく成長できる場所だと思います。ぜひ、うぶやで一緒に働きましょう!